ソフマップカードの退会方法をまとめてみた。※古いカードは申込先に注意

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 ソフマップカード(ポイントカード)が不要になり退会しました。

 退会するにあたって、申込に少し手間がかかったことや、古いカードだと申込先に注意が必要であることがわかりましたので、その辺りを実体験を基にまとめてみました。

 

 目次

 

20年使わなかったカードを退会

 退会したカードは2002年頃に作ったポイントカードです。

Sofmap.comで初めて買い物をする時に一緒に作りました。

記事冒頭の写真のデザインのカードが発行されました。

現在は全く別のデザインになったため、今となっては懐かしさも覚えるカードです。

 

 しかし、それ以降ソフマップを利用することがほとんど無く、近年はビックポイントカードが使えるようになったことからそこに集約することとし、ポイントカードを処分することにしました。

 

 処分の前に、カードに登録されている個人情報を削除しようと思い退会手続を行いました。

 

「ドットコム会員」の退会とは別手続

 実は、ソフマップカード退会の前に Sofmap.com の会員(以下「ドットコム会員」)から退会しました。

 退会はメールフォームで依頼したのですが、ドットコム会員退会完了の連絡メールの中に次のような案内が書かれていました。

ソフマップカードをお持ちで、ソフマップカード自体を
退会されたい場合は、恐れ入りますがカード裏面に記載の
カード会員窓口までお問い合わせ頂けます様
お願い申し上げます。

ドットコム会員を退会しても、ソフマップカードは有効なままということです。

ソフマップカード会員退会のためには別に問い合わせを行う必要があります。

 

カード裏面の電話番号に掛けたものの・・・

 ドットコム会員退会後の案内メールに従い、手持のカード裏面の電話番号へ掛けたところお掛けになった電話番号は現在使われておりませんというアナウンスが流れました。

 

 約20年前に作ったカードに記載されていた電話番号なので、その後のソフマップ側で組織再編されて番号が無効になっていてもおかしくはないので、その影響で番号が無効になったのは致し方ないでしょう。

 

 とは言え、使用停止になった電話番号があるのなら、「カード裏面の電話番号へ問い合わせろ」というような丸投げに近い案内をするのはいかがなものかとは思います。

 

 いずれにせよ、古いソフマップカードの裏面に記載されている問い合わせ先は現存しない場合があるので、ソフマップのウェブサイトで最新の情報を確認した方がよいです。

 

退会方法をメールフォームで尋ねてみると・・・

 ソフマップカード裏面に記載の問い合わせ先が現存しないので、現在のポイントカードの問い合わせ先を調べました。

 すると、ソフマップカードの会員規約 の中に書かれていました。

ソフマップポイントカード会員

  株式会社ソフマップ カスタマーセンター カード会員専用ダイヤル

  〒101-8610 東京都千代田区外神田1-16-9

  フリーコール 0077-78-8989  http://www.sofmap.com/csc/

  携帯電話、PHSIP電話からは  050-3032-8989

 

ドットコム会員の退会処理担当者には最初からここを案内して欲しかった…

 

まずは問い合わせ先のURLへアクセスし、メールフォームから退会方法を問い合わせてみます。

www.sofmap.com

 

問い合わせから約2時間後、回答が来ました。

回答内容を要約すると、個人情報開示等請求書を手書きで記入し郵送するように案内されました。

 

退会手続は「個人情報等開示請求」で行う

 ソフマップカードを退会するためには、所定の「個人情報開示等請求書」へ記入し、本人確認書類と共に郵送する必要があります。

 

 なぜこのような手続を行うのか?ソフマップ側の回答は「個人情報関連手続きとなりますため」とのことです。

 

 退会フォームや電話一本で退会できないのはちょっと手間ですが、退会のためにはまず「個人情報等開示請求書」を入手する必要があります。

では、どのように入手すればよいのでしょうか。

 

「個人情報等開示請求書」の用紙の入手方法

 「個人情報等開示請求書」の所定用紙の入手方法は2通りあります。

1. ソフマップのウェブサイトからPDFをダウンロードする。

2. 問い合わせメールフォームにポイントカードの番号・情報を入力し、郵送してもらう

 

 プリンターを用意できない場合は2の手配を行うことになります。

カード退会方法を問い合わせた際のソフマップからの回答では次のように案内されてました。

所定の用紙についても同じWebページからダウンロードできますが、印刷環境がおありでない場合は、 再度お問い合わせフォームから宛先住所をお申し付けいただければ郵送でお届けさせていただきます。

 

 問い合わせが面倒、郵送されるまで待てない、といった場合は以下の手順でウェブサイトからPDFを入手し自前で印刷することができます。 

 

ウェブサイトから「個人情報等開示請求書」を入手する方法

 ソフマップのウェブサイトから「個人情報等開示請求書」の所定用紙を入手する方法は次のとおりです。

ここで記載する入手方法は、ソフマップからの問い合わせ回答で案内された手順に沿っています。

 

1. ソフマップ・ドットコムのトップページを一番下までスクロール、「個人情報保護方針」を選択

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2.「個人情報保護方針」のページの上部にある「ご本人様による個人情報開示等の求めへの対応について」を選択

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3. 「ご本人様による個人情報開示等の求めへの対応について」のページ中盤にある<個人情報開示等請求書>のダウンロードリンクからPDFを入手

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4. PDFを印刷。

 

「個人情報等開示請求書」への記入

 開示請求書を入手したら、手書きで必要事項を記入していきます。

記入方法は用紙に書かれていますので、よく確認しながら記入していきます。

 

基本的には次の情報を記入していきます。

  • 請求者の氏名、生年月日住所、連絡先情報(通常はカード会員本人の情報になるかと思いますが、代理人の場合は代理人の情報を記入します)
  • 登録情報更新を「する」「しない」(退会時には「希望しない」にチェックを入れる)
  • 請求先(ソフマップのポイントカードの場合は「ソフマップ」隣の記入欄に「○」をつける)
  • カードの会員番号(バーコードに付記されている数字)
  • 消去(会員退会)を請求することの表明(該当する記入欄に「○」をつける)
  • 結果通知が必要か否か(該当する記入欄に「○」をつける)
もし、カード会員名義人が16歳未満の場合は、親権者、保佐人、補助人の同意署名と捺印が必要になります。
また、代理人が請求する場合でも、カード名義人の本人の同意署名が必要になります。

 

本人確認書類の用意

 請求書を記入したら本人確認書類の写しを用意します。

 

 公的機関発行の顔写真付き書類は1点を用意すればOKです。

(運転免許証、マイナンバーカード、写真付き住民基本台帳カード身体障害者手帳外国人登録証明書、住所記載のあるパスポート)

 

 健康保険証、年金手帳、住民票、戸籍謄本または抄本の場合は

  • これらの中から2点
  • これらの内1点とキャッシュカード、クレジットカード、印鑑登録証明書、公共料金の請求書、学生証・会社の身分証のいずれか1点を組み合わせた合計2点

を用意する必要があります。

書類によって用意に必要な数が変わります。

 

(提出可能な組み合わせ例)

運転免許証1点

健康保険証1点+住民票1点

健康保険証1点+キャッシュカード1点

 

切手の用意(結果通知が必要な場合)

 退会処理の結果を通知してもらいたい場合は、通知の開示手数料・郵送費用として1320円を切手で用意します。

500円切手2枚+120円切手1枚+100円切手2枚が一番少ない枚数で済む切手の組み合わせでしょうか。

 

 正直、ポイントカードの退会のために払うにはぎょっとする金額になりますが、筆者は通知を希望しました。

本人確認書類も含めて一方的に私から郵送する退会手続がきちんと処理されるのか不安になったことと、ここまでコストを掛けて請求する手続でどんな結果が返ってくるのかという興味が少し湧いたからです。

 

郵送(ただし特定記録郵便で)

 個人情報等開示請求書、本人確認書類、切手(必要な場合のみ)を封筒に入れて郵送します。

郵送先は「個人情報開示請求書」の記入方法などの説明に書いてあります

ただし、普通郵便ではなく「特定記録郵便」などの配達の記録が確認できる方法で送る必要があります。

www.post.japanpost.jp

 

切手を貼って直接ポストへ投函するだけでは、仮に届いても受理されない可能性があります。

郵便局の窓口で「特定記録郵便」で送るように依頼しましょう。

 

ちなみに特定記録郵便で封書を送る場合、郵便料金は最低でも244円かかります。

(封書の料金84円+特定記録の料金160円)

 

以上でソフマップカードの退会手続は完了です。

結果通知を請求した人は、通知が届くまで静かに待ちます。

 

結果通知(本人限定受取郵便で到着)

 数日後、本人限定受取郵便(特例型)で結果が届きます。

この郵便は、自宅に直接送られるわけではありません。

最初に、郵便局からこの郵便が届いたという通知が届きます。

その後通知の案内に従い、指定日に配達を申し込むか、通知と本人確認書類を持参して窓口で受け取ることになります。

 

www.post.japanpost.jp

 ちなみに、筆者は窓口で受け取りました。

 

結果通知は封書で送られてきます。

封書の中身は以下のとおりです。

  • 個人情報の「消去(会員退会)のお申し出」に対するご通知(紙1枚)
  • 受領証(請求時に送った切手分の料金の受領証)

なお、筆者の場合、手元ですぐに用意できる切手を送った結果、所定の料金より8円分多く切手を送っていました。

その余分な8円分の切手と所定より多い分を返却する旨のメモも一緒に送られてきました。

 

以上でソフマップカードの退会処理は完了です。

 

退会しても個人情報は残る

 ところが、個人情報開示等請求書にある説明書きにはこんな記載があります。

なお、消去後の当該個人情報は通常使用できない環境下で厳重に管理します。 万が一過去にご購入いただいた製品に重大な欠陥があることが判明した場合には、退会したお客様に対 しても生命、身体又は財産を守るためにダイレクトメールを送るなど連絡を行う場合がございます。 また、司法・行政の手続に必要な範囲で利用することがあります。 

つまり、カードは使えなくなるが会員情報は残り続けるということです。

 

しかし、退会(消去)後は「通常使用できない環境下」に置かれるとのことです。

退会処理の結果を通知でも

消去された情報は別管理のデータベースに保管されます

通常の手続ではアクセスできないようになっております

と明記されていました。

 

個人情報は残り続けるようですが、退会処理後は

  • 商用利用には使われなくなる
  • ポイントカードの購入履歴に残っている製品が重大な損害を及ぼす可能性がある場合の連絡用
  • 司法・行政の手続に必要な範囲で利用することがある 

と解釈できます。

この先はソフマップを信頼する他ありませんが、人まずはソフマップカードは安心して廃棄ができる状態となりました。

 

それでも退会手続を取る意味とは?

 ここまで、ソフマップカード(ポイントカード)の退会方法をまとめてみました。

 しかし、郵便料金を払ってまで、退会することに何のメリットがあるのか、と思われるかもしれません。

 強いて利点を考えるなら、カードを処分してもよいという安心感を得るためでしょうか。

カードが有効な状態のまま処分すると、悪意を持った人間による個人情報の悪用や、今後何らかの手続等で個人情報の処理が行われる際、カード番号が不明なことで処理に不都合が生じる恐れが考えられます。

 たかがポイントカードにそこまで気にする必要があるのか?という考えも頭をよぎります。

しかし、手元では廃棄して使えなくなったのに個人情報だけは使い続けられる、という状態も少し気持ち悪いので、このような不安感を和らげるためのコストということで、捉えられるでしょう。